Date:2016/10/14 (Fri)
学会優秀論文賞の選考経過と結果の報告
機関誌編集担当常任理事 今川民雄(北星学園大学)
本年度の優秀論文賞の選考対象論文は,実験社会心理学研究第55巻1号及び2号に掲載された原著論文8本・資料論文5本の,計13編でした.55巻2号の刊行が遅れたため、選考の手順が昨年より遅れてしまいましたことをお詫び申し上げます。9月6日に編集委員全員に学会優秀論文賞選考のため,優秀と考えられる論文3編を選び,1位から3位まで順位をつけて,9月30日を締め切りとして投票をお願いしました.
論文の著者となっている選考委員を除き、19名の編集委員から投票が届きました。規程に従って,1位票に3点,2位票に2点,3位票に1点を与えて集計しました.その結果を参考資料として,10月8日に優秀論文賞選考委員会を開催して協議した結果,満場一致で下記の論文を,2016年度本学会の優秀論文賞を叙することに決定いたしました。
【受賞論文】
山田順子先生・鬼頭美江先生・結城正樹先生 友人・恋愛関係における関係流動性と親密性―日加比較による検討(第55巻 第1号 pp.18-27)
以上,会員の皆さまに広くお知らせし,お祝い申し上げます.おめでとうございます.なお,副賞として賞金10万円が贈呈されます。
Date:2016/10/13 (Thu)
第13回(新シリーズ第1回)群馬大学 社会心理学セミナーのお知らせ
きたる11月4日(金)に川浦康至先生をお迎えし、群馬大学社会心理学セミナーを開催いたします。
2015年度までに全12回のセミナーを実施して参りましたが、2016年4月に学部が改組されたことに合わせ、今年度から、未来志向の新シリーズを始めることにいたしました。
多くの方のご参加をお待ちしております。
日 時:2016年11月4日(金)14:20-15:50
場 所:群馬大学大学会館ミューズホール
演 者:川浦 康至先生(東京経済大学コミュニケーション学部教授)
演 題:コミュニケーション学にできること
参加費:無料
講演概要:
コミュニケーション学には2つの顔があります。1つはミュニケーションを対象として扱う学問、もう1つはコミュニケーションを視点とする学問です。今回のセミナーでは、この2つの顔から、ふだんのコミュニケーションをとらえ直します。両者は、こんなふうにも言い換えられます。前者は「コミュニケーションもどきをコミュニケーションにしたい」という気持ち、後者は「これもコミュニケーションなんだね」という新鮮な気持ちです。
問い合わせ先: 柿本敏克(群馬大学)
kakimoto[at]si.gunma-u.ac.jp
(送信の際は[at]を@に変更してください)
関連HP:
http://www.si.gunma-u.ac.jp/~kakimoto/socpsylab/socpsysmr.html
http://www.si.gunma-u.ac.jp/~kakimoto/socpsylab/socpsysmr13.html
Date:2016/10/12 (Wed)
関係各位
時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より公益財団法人たばこ総合研究センター(TASC)の事業に対しまして、ご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて当センターでは、たばこを始めとする嗜好品に関する人文・社会科学分野の研究を促進し、学術の振興に寄与することを目的として、研究助成を行っております。この度「平成29年度分助成研究」の募集を開始いたしました。
下記の通り募集をしておりますので、ご応募頂ければ幸甚に存じます。
皆様のご応募をお待ち申し上げております。
記
■件名:平成29年度TASC助成研究
■募集期間:平成28年10月1日(土)〜平成28年11月30日(水・必着)
■募集要項、申請書の入手方法
当センターのホームページからダウンロードいただけます。
申請の詳細については、ホームページの「研究助成」のコーナーに掲載してありますのでご覧ください。
http://www.tasc.or.jp/
ご不明な点等ございましたら、公益財団法人たばこ総合研究センター(TASC) 研究助成担当までお問い合わせください。
以上、よろしくお願い申し上げます。
…………………………………………………………
公益財団法人たばこ総合研究センター(TASC)
〒105-0001
東京都港区虎ノ門3-2-2 虎ノ門30森ビル
TEL 03-3436-3771 (代表)
FAX 03-3436-3773
……………………………………………………
Date:2016/10/07 (Fri)
東京大学の綿村英一郎と申します。
2016年度第1回「公益社団法人日本心理学会 公正研究会」の開催についてお知らせします。公正研究会は、2015年度より
日本心理学会の助成を得て活動しているグループです。
心理学や法学を専門とする若手研究者を中心に、年2回の研究会を開催しています。
今年度1回目は、11月5日と6日の2日間にわたり、東京大学本郷キャンパスで下記要領にて開催することになりました。
今回は、ロボットと人間、統計、倫理など様々な観点から「公正」という概念について考えてみたいという企画です。
多数のご参加をお待ち申し上げます。
(いずれか1日だけの参加も歓迎いたします)
会場の収容人数に限りがありますので、参加を希望される方は、10月25日(火)までに綿村(eiichiro@l.u-tokyo.ac.jp)あてご連絡ください。希望者数が多い場合は、会場の変更をさせていただきます(その場合はメールにてご連絡いたします)。
また、5日の夜、本郷近辺で懇親会を企画しておりますので、そちらへの参加へのご意志も併せてお知らせください。
1.日にち 2016年11月5日(土)、6日(日)
2.場 所 東京大学本郷キャンパス 法文2号館第三会議室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_02_j.html
3.予 定(※発表者の敬称略)
【1日目】 5日(土)
(1)14時半〜 講演
●日永田智絵(電気通信大学・DC1)
「人とロボットの関係性構築〜パートナーロボットを目指して〜」
HRIにおいて、ロボットが人との関係を築くためには、ロボットが
人に受け入れられなくてはならない。そのためのロボットの振る
舞いについての研究を通して、ロボットのどのような振る舞いに
「人間性」を感じるのか、公正と感じさせる振る舞いに「人間性」
は必要なのかを議論する。
(2)17時半〜 懇親会(本郷近辺の予定)
【2日目】 6日(日)
(1)10時半〜 講演
●尾関美喜(東京国際大学・講師)
「統計の力を借りて正義を考える」
統計やデータ解析法の授業をひととおり受けているにもかかわらず、
自分の知りたいことがわかるような統計的手法を選べないという悩み、
測定したい概念や「知りたいこと」をどのように定量化していいのか
わからない、という悩みは、研究を進めていくうえで多くの人が
一度は経験する悩みのひとつです。今回は、こうした悩みに対して、
自分の知りたいことを知るために適した統計的手法を選ぶポイントを、
正義の研究を題材にお話しします。
(2)13時半〜 研究報告会
●谷辺哲史(東京大学大学院人文社会系研究科・大学院生)
「人工知能と責任帰属:心の知覚と道徳判断の関連を踏まえた検討」
道徳判断に関する心理学研究の知見は、「行為者が意図性や思考能力
といった『心』を持つ」という知覚が、行為者に対する責任帰属を
導くことを示している。しかし、近年急速な発展を見せている人工
知能は、知性や自律性を備え人間に近い「心」を感じさせ得る存在で
ある一方で、人工物が「責任」を負うという判断は社会通念上、
受け入れられているとは言い難い。人工知能が今後ますます社会に
浸透すると予想される中で、人はこの新技術に対してどのような
認知・態度を示すのか、実証的な知見を蓄積する必要がある。
本発表では、発表者がこれまでに実施した研究を報告し、心理学の
観点から人工知能をどのように扱うことができるか議論する。
●片岡雅知(東京大学大学院総合文化研究科・大学院生)
「人生、公正、偶然性」
本発表は、偶然性、公正、そして人生の関係について、おもに倫理学
の観点から、しかし心理学の知見もまじえつつ検討する。人がどのような
能力や地位をもつかは偶然におおきく依存しており、そのために
弱い立場・不幸な状況に偶然おかれることがある。この事態に対して
公正は緩衝材の役割をはたす。公正は、一人一人の人間がそれぞれの
偶然的事情に左右されないかたちで評価されることを要求するからだ。
しかし他方で、私たちは強い立場・幸福な状況に偶然おかれることもある。
公正はこうした人々に犠牲をもとめる。公正を強く意識すると、
自分の幸福を追求するという観点からはあきらかに不合理な選択肢を
とらざるをえなくなる場合もある。このように、公正と幸福な人生の
あいだの関係は複雑である。
(15時30分終了予定)
【お問い合わせ先】
東京大学社会心理学研究室・綿村英一郎
eiichiro[at]l.u-tokyo.ac.jp
Date:2016/10/05 (Wed)
日本応用心理学会・東京未来大学モチベーション研究所共催
公開シンポジウム「調査法のいま 〜理論と技法、実践、そして展望〜」
日本応用心理学会では、東京未来大学モチベーション研究所との共催により、
下記の通り公開シンポジウムを開催いたします。
多くの皆様のご来場をお待ちしております。
■日時:11月19日(土)13時30分?16時
■会場:東京未来大学 B棟(会場教室は当日ご案内します)
■予約不要、参加費無料
■概要
<企画趣旨>
社会科学における研究手法として、調査は欠かすことのできないものであり、質問紙法を筆頭に、観察やインタビューなど、さまざまな手法を駆使してさまざまな場面でデータが収集され、分析がなされて、科学の発展に寄与しています。心理学系や社会学系の大学・大学院でもカリキュラムの中には必ず調査法に関する教育が含まれています。 それだけ私たちにとって身近なものとして意識されている「調査」ですが、ではその理論や技法について、私たちはどれほど正確な知識を持ち合わせているでしょうか。また、最近はインターネット上でのいわゆるWeb調査なども頻繁に行われるようになっていますが、私たちはそうした新しい調査技法についてどれほど正確な知識を持ち合わせているでしょうか。そして、調査の技法や実践の発展に、心理学はどのように貢献していくことができるのでしょうか。
今回の公開シンポジウムでは、調査の方法論や技法についての「いま」を俯瞰し、今後の展望について探っていきたいと考えています。話題提供をお願いした3名の研究者は、調査についての理論や技法について研究されている方、あるいはフィールドでの実践経験豊かな方であり、いずれも今回のテーマに適した話題を提供いただける方々です。
企画委員会としては、この公開シンポジウムをきっかけに、応用心理学の世界でも調査法に関する議論が大いに盛り上がることを期待しています。
<シンポジスト>
話題提供者
・木村邦博氏(東北大学文学研究科)
予備調査・プリテストの革新 ─学際的研究をめざして─
・山田一成氏(東洋大学社会学部)
「Web調査の可能性と課題 −調査票設計とパネル管理−」
・石阪督規氏(埼玉大学基盤教育研究センター)
「ワークショップ型」調査の可能性―地域課題の解決に向けて
指定討論者
田崎勝也氏(青山学院大学国際政治経済学部)
浮谷秀一氏(東京富士大学経営学部)
司会
谷口淳一(帝塚山大学心理学部)
※話題提供者の発表概要等の詳細は
日本応用心理学会のホームページをご覧ください。
最寄駅からの道順も確認できます。
http://j-aap.jp/?p=7798
■アクセス
住 所:〒120-0023 東京都足立区千住曙町34-12
最寄駅:東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)「堀切」駅より徒歩2分、
または京成本線「京成関屋」駅より徒歩8分。
詳しくは下記大学ホームページをご覧下さい。
http://www.tokyomirai.ac.jp/info/access.html
※複数のメーリングリストに情報配信依頼をしておりますため、
重複して受け取られた場合はご容赦ください。
Date:2016/10/05 (Wed)
ジャパンリンクセンター正会員、準会員 ご担当者さま
これまでジャパンリンクセンターのイベントにご参加いただいた皆さま
いつも大変お世話になっております。
ジャパンリンクセンター事務局(JST 知識基盤情報部)の余頃と申します。
11月4日(金)にサイエンスアゴラ2016内で開催する公開シンポジウム
研究データの利活用の未来−オープンサイエンスの実現手段−
を日本科学未来館で開催します!
https://japanlinkcenter.org/top/index.html#top_event
http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/program/booth/ab_132/
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(JaLC研究データ利活用協議会)公開シンポジウム
研究データの利活用の未来
〜オープンサイエンスの実現手段〜」
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本年6月に設立された「研究データ利活用協議会」の紹介や、
洪水予想やダム操作などの身近なデータ活用事例を題材に、
研究データの利活用の未来を、来場者の皆さまと共に創りあげます。
【日時】
2016年 11月4日(金) 13時30分〜15時00分(13時00分開場)
【会場】
サイエンスアゴラ内
A会場(日本科学未来館) 7階会議室2
(東京都江東区青海2丁目3?6)
https://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/
【参加費】
無料
【プログラム】
●「研究データ利活用協議会」の紹介
武田 英明【本協議会会長】
(国立情報学研究所 教授)
● [基調講演]
「水災害分野におけるデータ活用最前線−洪水予測からダム操作、都市浸水予測まで−」
渋尾欣弘
(土木研究所水災害・リスクマネジメント国際センター 専門研究員
政策研究大学院大学 連携准教授)
● [対談]
渋尾欣弘、武田英明
● [フロアも交えたディスカッション]
モデレータ 武田 英明【本協議会会長】
(国立情報学研究所 教授)
【申込方法】
下記URLにて受付
https://form.jst.go.jp/enquetes/kenkyudataopenscience
【お問合せ先】
Japan Link Center (JaLC) 事務局
国立研究開発法人 科学技術振興機構 知識基盤情報部
メールアドレス info@japanlinkcenter.org
[ご参考]
サイエンスアゴラは「あらゆる人に開かれた科学と社会をつなく広場」
の総称です。サイエンスアゴラ2016は、11月3日(木・祝)〜6日
東京・お台場地区にて開催します!
☆みなさまのご来場を心よりお待ちしております。☆
Date:2016/09/30 (Fri)
======================================================================
** 日本学術会議ニュース・メール ** No.563 ** 2016/9/30
======================================================================
■--------------------------------------------------------------------
第16回グリーン・サステイナブル ケミストリー賞について(ご案内)
---------------------------------------------------------------------■
第16回グリーン・サステイナブル ケミストリー賞について、推薦依頼があり
ましたのでお知らせいたします。会員・連携会員の皆様がご推薦できる賞です
ので、同賞にふさわしいと考えられる研究者がいらっしゃいましたら、ご推薦
をお願いします。推薦要領につきましては、以下のホームページでご確認くだ
さい。
○グリーン・サステイナブル ケミストリー賞:人と環境にやさしく、持続可能
な社会の発展を支える化学及び化学技術であるグリーン・サステイナブル ケミ
ストリーの推進に貢献した業績を顕彰する賞です。
〆切は平成28年11月18日(金)必着。
http://www.jaci.or.jp/gscn/page_03.html
★-------------------------------------------------------------------☆
日本学術会議では、Twitterを用いて情報を発信しております。
アカウントは、@scj_info です。
日本学術会議広報のTwitterのページはこちらから
http://twitter.com/scj_info
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学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/doukou_new.html
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Date:2016/09/29 (Thu)
2016年度第2回 名古屋社会心理学研究会 (NSP)
開催のお知らせ
前略
平素よりお世話になっております。
2016年度第2回NSPを下記の要領で開催いたしますので、
ご案内させていただきます。ご多忙中のこととは存じますが、
多くの方にご参加いただけたら幸いです。
また、研究会終了後に名古屋駅(JR・名鉄・近鉄)周辺にてお食事会を開催いたします。
ぜひ、みなさまにご参加いただければと存じます。
当日、お食事会の申し込み用紙を回覧いたしますので、
ご参加いただける方はご記入くださいますよう、お願い申し上げます。
草々
★日時・場所
2016年10月29日(土) 15:00〜17:00
名古屋大学教育学部2F E・F演習室
(教育学部棟玄関までお越しいただければ、係の者がご案内いたします)
https://sites.google.com/site/socipsych758/home/nextNSP
★発表者
吉澤寛之 氏(岐阜大学)
★内容
社会化の担い手たちの包括的資源は子どもの社会性に反映されるのか
子どもの社会化に影響する環境には、家庭・友人・仲間集団、近隣住民、学校などがあります。生態学的環境モデルにおいては、環境の構造として、子どもを同心円の中核に置き、内側から順にマイクロシステム、メゾシステム、エクソシステム、マクロシステムの4レベルの環境が想定されています。子どもの社会化に関する多くの研究ではマイクロシステム、メゾシステムにおける社会化の担い手の影響が主に検討され、エクソシステム、マクロシステムにおける担い手の影響は積極的に検討されていません。
そこで、本報告の前半では、比較的マクロな環境要因である近隣住民が、子どもの社会化に与える影響を検証した研究を紹介します。後半では、システムを構成する社会化の担い手たちの包括的な影響を横断・縦断調査のデータを用いて分析し、すべての担い手の包括的な資源が子どもの社会性の高さと共変する可能性を検証した研究を紹介します。両研究で得られた知見から、子どもの社会性を高めるうえで有効な環境のあり方を考察します。
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名古屋社会心理学研究会事務局
樽井この美(名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士前期課程)
〒464-8601 名古屋大学大学院教育発達科学研究科
社会心理学研究室
E-mail: socialpsychology758@gmail.com
WEB: https://sites.google.com/site/socipsych758/"
Date:2016/09/27 (Tue)
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第437回KSP(関西社会心理学研究会)のお知らせ
10月のKSP例会を下記のとおり開催いたします。
多くの皆様にご参加いただけますよう、お願い申し上げます。
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皆様
秋涼の候、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
第437回KSPでは、滋賀大学の蔵永が発表させていただきます。
今回は、関西学院大学の三浦麻子先生のご厚意により、
同大学大阪梅田キャンパスにて開催させていただく運びとなりました。
後期が始まり、ご多忙のところと存じますが、
たくさんの方にお越しいただければ幸いです。
【日 時】2016年10月29日(土)14:00〜17:00ごろ
【場 所】関西学院大学 大阪梅田キャンパス 10階 1004教室
※阪急「梅田」駅の近くです。
西宮キャンパスではございませんので、ご注意ください。
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/index.html
【発表題目】「ありがとう」は、なぜ再度の援助を引き出すのか
:調査およびシナリオ実験による検討
【発表者】蔵永 瞳(滋賀大学教育学部)
【発表概要】
私たちは、他者から援助を受けたとき、しばしば、「ありがとう」等と
お礼を述べます。他者に対してお礼を述べることは、心理学においては
感謝表出(gratitude expression)というキーワードで研究が行われてきました。
感謝表出の効果に関する実証研究では、他者を援助した個人が、
その他者から感謝表出を受けることによって、再度の援助を行いやすくなることが
示されています。本発表の前半では、なぜ感謝されることが再度の援助に
つながるのか、媒介過程を探った調査研究の報告をしたいと考えております。
さらに後半では、そもそも、感謝の気持ちは援助者に伝わる必要があるのか
(感謝の気持ちが伴っていない「ありがとう」でも、
再度の援助を引き出すことができるのか)についてお話したいと考えております。
「ありがとう」等とお礼を述べる行為には、常に感謝の気持ちが伴っているとは
限りません。現実場面においては、感謝を感じていなくても、「ありがとう」と、
感謝を感じているような素振りをとることもあると思います。つまり、
感謝表出ではない、礼儀としての「ありがとう」もあると考えられます。
このとき、感謝の気持ちが伴っていない、礼儀としての「ありがとう」でも、
援助者は再度の援助を行いやすくなるのでしょうか。この点について検討した
シナリオ実験について、結果を報告したいと思います。
いずれの研究も、まだ始めたばかりで荒削りのところが多々ございますので、
研究会では、本研究の課題等について、たくさんのご意見を頂戴したいと考えており
ます。
【懇親会】
阪急「梅田」駅周辺で、18時ごろから懇親会を開きます。
ご参加いただける方は、事前に以下のメールアドレスまでご連絡ください。
どうぞよろしくお願い致します。
【問合せ先】蔵永瞳 hitomikuranaga(at)gmail.com
****************************************************************************
今後のKSPの予定です。
11月12日 若林 宏輔先生(立命館大学総合心理学部)・中田 友貴先生(立命館大
学文学研究科)
12月17日 柳澤 邦昭先生(京都大学)
2017年
1月21日 小川 翔大先生(神戸学院大学)
2月11日 三浦 麻子先生(関西学院大学)・山本 隆博先生(シャープ株式会社)
3月11日 藤島 喜嗣先生(昭和女子大学)・樋口 匡貴先生(上智大学)
KSP(関西社会心理学研究会) https://sites.google.com/site/kansaisocpsy/
****************************************************************************
Date:2016/09/27 (Tue)
「東京未来大学モチベーション研究所第8回フォーラム」のご案内
東京未来大学モチベーション研究所では、
「Well-beingをめざし明日へのモチベーションを育むために」を
基本テーマに年に1〜2回の頻度でフォーラムを開催しています。
今回、下記の通り第8回フォーラムを開催いたします。
日時:2016年10月29日(土)14時〜16時
場所:東京未来大学みらいホール
講師:市川 伸一 氏 (東京大学大学院教育学研究科教授)
演題: 学ぶ意欲をどう高めるか?―授業方法と学習方略の視点から―
■講演概要:演者からのメッセージ
学習に対する動機や目的感を6つに分類し、
2次元的に整理した「学習動機の2要因モデル」(市川, 1995)からは、
授業方法の改善がいろいろと示唆される。
一方では、全員参加型のアクティブ・ラーニングによって、
主体的・能動的な学びを引き出すことが重要である。
また、他方では、自分の知的向上を実感できるような内容・方法上の工夫も求められる。
とくに、今回の講演では学習方略の獲得に焦点をあてて、
「このように勉強すれば、自分もできるようになる」という意欲を引き出すための指導を、
個別学習相談(認知カウンセリング)や授業の具体例をまじえて紹介していきたい。
■参加費:無料
公開講座ですのでどなたでもご参加いただけます。
■申込方法:事前予約制
フォーラム参加のご予定のある方は、資料準備等のため、
お手数をおかけしますが、
件名を「第8回フォーラム参加希望」として
以下アドレスまでお申し込み下さいますと幸いです。
その際、ご所属、お名前、連絡先、参加人数をお知らせください。
連絡先: imsar[at]tokyomirai.ac.jp
(モチベーション研究所フォーラム担当 宛)
※[at]を@に置き換えてください。
予約〆切:2016年10月26日(水)
なお、事前申し込みをされていなくても当日のご参加が可能です。
多くの皆様のご来場をお待ちしています。
■主 催:東京未来大学 モチベーション研究所
■問合先:東京未来大学 モチベーション研究所フォーラム担当
(TEL ) 03-5813-2525 (平日9:00〜17:00 )
■アクセス
住 所:〒120-0023 東京都足立区千住曙町34-12
最寄駅:東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)「堀切」駅より徒歩2分、
または京成本線「京成関屋」駅より徒歩8分。
詳しくは下記大学ホームページをご覧下さい。
http://www.tokyomirai.ac.jp/info/access.html
※複数のメーリングリストに情報配信依頼をしておりますため、
重複して受け取られた場合はご容赦ください。
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中西印刷株式会社学会部・日本グループ・ダイナミックス学会担当(jgda(at)nacos.com)まで。(at)を@に変えてください。
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