Date:2015/05/11 (Mon)
創価大学協同教育研究推進プロジェクトhttp://pace.soka.ac.jp/ では、アクティブラーニングに注目して大学の授業に協同的学びを組み入れる方法の開発・検証を行っています。
このたび本プロジェクトではミシガン大学の北山忍先生をお招きし、下記のように公開勉強会を行うことにいたします。文化と人の心に関して先端的なお話を伺う機会です。特に参加資格はございませんのでお気軽にご参加ください。
【日時】
2015年6月4日(木)15:00〜17:00
【場所】
創価大学文系校舎(A棟)2階202
http://www.soka.ac.jp/access/ (中央教育棟の右隣の建物)
【話題提供者】
北山 忍(ミシガン大学心理学部教授)
【タイトル】
心の文化的多様性―その起源を考える―
【概要】
洋の東西の文化、特に西欧・北米の文化と東アジアの文化にすむ人々を較べると、認知・感情・動機づけといった様々な心理機能にかなりの差異が認められる。総じて、欧米人と較べてアジア人は、より協調的(あるいは非独立的)、かつ包括的(あるいは分析的)である。しかし、ここに見られる文化間の心理的差異の起源は明らかではない。ここでは、現在見られる洋の東西の心理的差異が、過去一万年の間に、地域的生態環境とそこから派生する生業形態(特に牧畜や稲作と麦作などの農耕)に適応する形で生じてきたという仮説を検討する。 さらに、社会・生態・文化的適応の過程では、特定の遺伝子多型が選択的に母集団に取り込まれてきた可能性がある。これらの仮説の実証的根拠を検討し、心理学ばかりでなく、生物学、脳科学、さらには遺伝学などを取り込んだ総合的文化研究が、人の心の解明に不可欠であると結論する。
【参加費】無料
会場の関係上、ご参加いただける方は、5月28日までにhttp://pace.soka.ac.jp/869/ でお申し込みいただくか、森川(myumi [at] soka.ac.jp)までご連絡ください。
Date:2015/05/09 (Sat)
広島大学では主に若手の社会心理学者で活発に議論をする場を設けるため,
広島社会心理学研究会を開催しています。
下記の要領で研究会が開催されますのでお知らせします。
皆さまのご参加をお待ちしています。
日時:2015年6月6日(土) 15:00〜18:00
場所:広島大学(東広島キャンパス)総合科学部事務棟3階 第一会議室
http://www.hiroshima-u.ac.jp/top/access/higashihiroshima/
研究会後,懇親会も予定しています。
参加ご希望の方は人数の確認のため前日までに中島までご連絡ください。
発表者
三船恒裕(高知工科大学)
発表題目
外集団攻撃の社会心理学
発表概要
人々は内集団に対して協力し、外集団に対して攻撃する傾向を持ちます。この傾向は「合理的には」内外集団を区別する理由がないと思われる最小条件集団でも見られ、従って内集団バイアスと呼ばれています。これらは社会心理学の中では「当たり前」と呼ばれる知識となっていますが、近年の研究では「内集団に対する協力」と「外集団に対する攻撃」は異なるメカニズムで生起すると主張されています。そして、これまで盛んに研究がなされてきたのは主に内集団協力に関してであり、外集団攻撃に関してはそれほど多くの研究がなされていない、というのはあまり知られていません。一方、外集団攻撃を含めた内集団バイアス現象は社会心理学のみならず、経済学や生物学などにおいても注目を浴びつつあります。 本発表では特に外集団攻撃に関するこれまでの研究をレビューしつつ、発表者が実施した「先制攻撃ゲーム」を用いた研究についても報告します。特に、少し解釈に困るような未発表データも報告させていただきますので、参加者の皆様から忌憚のないご意見をいただければ幸いです。
連絡先
広島大学大学院教育学研究科 中島健一郎(kennakashi[あっとまーく]hiroshima-u.ac.jp)まで
※[あっとまーく]を@にかえてください
Date:2015/05/09 (Sat)
東京未来大学の鈴木公啓です。
よそおい・しぐさ研究会のお知らせです。
第19回の開催が決定しましたので,その詳細をご案内いたします。皆様の御参加をお待ちしております。
第19回
「装う行為を通した多重的活動への参与」
■企画主旨
装うということは,それは他者に対する自己呈示であると同時に,様々な活動に同時並行的に参与するものである。そこで,本企画では,全く別のフェーズ,現象に注目しているお二人の登壇者のご発表を通して,装うという活動について考えてみたい。
◇タイトル1
「青年期の身体装飾に関する一考察」
◇企画趣旨1
近年、青年を中心に身体装飾としてピアスやタトゥーなどの人気が高まってきており、ピアッシングやいれずみ(タトゥー)をしている人の数が増えてきただけではなく、より広い範囲の社会階級にまで広まってきている.身体装飾とは、ピアスやタトゥーなどのように身体に直接何らかの装飾を施す行為であるが、こうした行為に対してこれまでは抵抗感や否定的なイメージをもたれることが多かった。しかし、こうした身体装飾への意識は、現代社会において変化してきていると考えられる。 本発表では、身体装飾の中でもピアスといれずみ(タトゥー)に焦点を当て、これまで行ってきた研究に基づいて青年期における身体装飾の経験やその意味について考察を行う。
◇話す人1
大久保智生(香川大学)
○タイトル2
「タイトルメイク動画におけるマルチアクティビティー」
○企画趣旨2
メイク動画では、行為者が行う化粧の行程を実演すると同時に教示するというマルチアクティブな活動が行われている。まず談話行動としての教示と、非談話行動としての実演を、それぞれのユニットに分割する。発話は、談話ユニット(Grosz & Sidner 1986)をタグ付けする。動作は、ジェスチャー・ユニット(Kendon 2004)を援用してメイク・ユニットとその下位分類をタグ付けし、特にメイク・ユニットとメイク句を注目する非談話ユニットとして採用する。これらの談話/非談話ユニットの境界が一致しているか不一致かを記述することで、行為者の自らの行為に対する注意がいかに動くかを捉える。注意の動きによってスムーズに行われる、あるいは停滞してしまうマルチアクティビティーの有り様を記述する。
○話す人2
天谷晴香(東京大学大学院)
◆日時
2015年5月30日(土)13:30〜17:00
◆会場
立命館大学 東京キャンパス ミーティングルーム
◆参加手続き
会場の都合上,参加者氏名を先に登録しておく必要があります。事前(5/18まで)に参加のご連絡をお願いいたします。
◆主催
よそおい・しぐさ研究会
◆第19回研究会お問い合わせ先
荒川(第19回担当)
arakawa[at]musabi.ac.jp
◆研究会URL
http://www.nurs.or.jp/~suzuki_psychology/ys.html
Date:2015/05/08 (Fri)
昨年度をもちまして、日本グループダイナミックス学会(JGDA)はアジア社会心理学会(AASP)への経済的支援を打ち切りました。ただし、AASPは、長年の支援への感謝の意として、本年度の大会に限り、JGDA会員(2014年度会費納入者、2015年度新入会者)に対して、AASP会員レートでの参加を認めていただけることになりました。AASP会員レートは、7月30日までの支払いの場合はUS$250、それ以降は当日料のUS$300となります。
現在AASP大会実行委員会とJGDA会員の登録方法について協議しております。現ウェブページではAASP会員ではないと登録できないようになっていますが、登録方法が決まり次第またご連絡いたします。
【参考情報】
1. 大会ウェブサイト:
http://papconvention.org/
2. 参加申し込みについて:
http://papconvention.org/registration/participant.html
3. 参加費用
Early Registration (until July 31, 2015)
AASP member US$250
non-AASP member US$315
non-AASP student US$165
On-site Registration (from August 1, 2015)
AASP member US$300
non-AASP member US$365
non-AASP student US$175
注意:上記AASP member料が適用されるのは、2014年度の日本グループダイナミックス学会年会費を納入された方、または2015年度入会・会費納入された方に限定されます。その他の方はnon-AASP member料が適用されます。
Date:2015/05/08 (Fri)
関西学院大学では,2015年4月に社会心理学研究センター(KG-RCSP,http://www.kg-rcsp.com/)を開設しました.このセンターは,社会心理学およびその関連領域に関心をもつ学内外の研究者の相互交流を促進し,研究の活性化を図るとともに,学外に対して研究の可視性を高め,成果を学界だけではなく社会一般に広く還元することを目的として運営しています.
このたびご案内するのは,センターとして初めて開催する第1回セミナーで,進化心理学をご専門とする平石界さん(慶應義塾大学)にお越しいただきます.是非,多くの方と楽しい議論の時間をご一緒できればと存じます.よろしくお願いいたします.
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第1回KG-RCSPセミナー
http://www.kg-rcsp.com/news/kg-rcsp-seminar001/
日時:2015年6月12日(金)13:30〜15:30(終了時間は予定です)
場所:関西学院大学上ケ原キャンパス F号館103号室
(アクセス:http://www.kwansei.ac.jp/pr/pr_000374.html,キャンパスマップ:http://www.kwansei.ac.jp/pr/pr_001086.html)
講演者:平石界さん(慶應義塾大学文学部 kaihiraishi@gmail.com,@kaihiraishi on Twitter)
タイトル:道徳とイデオロギーを進化と遺伝から考えてみる
概要:
人間もまた、他の生命同様、自然淘汰による進化の産物であるという前提を受け入れるのであれば、人間活動の一側面である「道徳」や「イデオロギー」といったものにもまた、自然淘汰の影響(またはその痕跡)を求めることができるだろう。しかし、こうしたアプローチは「進化」「適応」「遺伝」といった概念の(ややもすれば)安易な適用につながる面があり、他方で、「自分はハードコア進化論者じゃないから...」という遠慮が、自由で活発な議論を妨げてしまっている面もある。
本報告では、報告者の行った双生児を対象とした公共財ゲーム実験研究(Hiraishi et al.,
2015)を題材に、進化、遺伝、適応、個人差、利他性といった概念について、まず整理を行う。その上で、これらの概念を用いて「イデオロギーの対立」という問題を分解する試みをしてみたい。特に後半部分については、固いアイディアを示すものではなく、むしろ参加者との議論の中から、新しいアイディアを探るようなものとなることを期待している。
Hiraishi, K., Shikishima, C., Yamagata, S., and Ando, J. (2015).
Heritability of decisions and outcomes of public goods games.
Frontiers in Psychology, 22 April 2015 | doi: 10.3389/fpsyg.2015.00373
http://journal.frontiersin.org/article/10.3389/fpsyg.2015.00373/abstract
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ご参加いただける方は,前日までに三浦麻子(asarin@kwansei.ac.jp,@asarin on Twitter)までご連絡下さい.
今後も,社会心理学とその研究活動に関わる様々なテーマについてセミナーを開催する予定です.最新情報はセンターWebサイト(http://www.kg-rcsp.com/)で逐次お知らせいたします.
Date:2015/04/30 (Thu)
2015年10月11日(日)〜10月12日(月・祝)に奈良大学で開催いたします
第62回大会について、先日1号通信をお送りいたしました。
メールニュースでも改めてスケジュール等をお知らせいたします。
・発表登録 :2015 年6 月12 日(金)午後6 時まで
・参加登録 :2015 年8 月10 日(月)午後6 時まで
・諸費用送金:2015 年8 月10 日(月)
大会トップページ
http://groupdynamics62.com/index.html
大会当日は3連休となっており、直前になると周辺の宿泊施設の確保が難しくなる可能性がございます。発表・参加登録の際には、併せて宿泊施設も確保されますようお願いいたします。
日本グループ・ダイナミックス学会第62回大会準備委員会
Date:2015/04/25 (Sat)
関係者の皆様,
#重複して受け取られた場合はご容赦ください.
2015年8月21日(金),22日(土)に電子情報通信学会,ヒューマンコミュニケーション基礎(HCS)とヴァーバル・ノンヴァーバル・コミュニケーション研究会(VNV)の合同研究会を開催します.募集テーマは,「コミュニケーションと関係構築および一般」です.みなさまの多数のご応募をお待ちしています.
どうぞよろしくお願いします.
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電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション基礎(HCS)&ヴァーバル・ノンヴァーバル・コミュニケーション研究会(VNV)合同研究会
「コミュニケーションと関係構築および一般」発表募集
HCS: http://www.ieice.org/~hcs/
VNV: http://www.ieice.org/~vnv/
[概要]
テーマ:コミュニケーションと関係構築および一般
開催日:2015年8月21日(金)〜22日(土)
開催場所:立命館大学朱雀キャンパス, 大講義室
[スケジュール]
エントリー期限:6月12日(金)
研究会技報用原稿締切:7月23日(木)
[発表申込方法]
http://www.ieice.org/ken/program/index.php?tgid=IEICE-HCS
[テーマ]
電子情報通信学会VNV研究会とHCS研究会では,これまで合同研究会の開催を通して,言語コミュニケーションや対話構造,ジェスチャー,パラ言語,メディアを利用した対話環境,コミュニケーション場面における社会心理学的な側面など,幅広い視野に立って人間の言語・非言語コミュニケーション活動に関する研究を議論する機会を恒例化してきました.
昨年は立命館大学の朱雀キャンパスにおいて18件の一般発表と1件の招待講演が行なわれました.本研究会では,1件あたりの発表時間を30-40分程度(質疑応答込み)と比較的長く確保しており,どの発表に対しても深く踏み込んだ実のある議論が繰り広げられました.今年もこの形式を踏襲し,さらに活発な議論が行なわれることを大いに期待しています.
今年度もJR京都駅からのアクセスが良い同会場にて,HCS/VNVによる合同研究会を開催いたします.今回は「コミュニケーションと関係構築」というテーマで,コミュニケーションに影響を与えている,あるいはコミュニケーションによって達成される「関係構築」に関わる次のような研究発表を積極的に募集します.トピックの例として以下のものが挙げられます.
-人間同士のコミュニケーションにおける関係性に注目した研究
-人と人以外の人工物や環境との関係に注目した研究
-コミュニケーションの中で変容していく関係性のダイナミズムに着目した研究
-様々なかたちでの関係構築を支援する実践やシステムの提案
また,このテーマに関連する発表でセッションを構成させていただく予定ですが,このテーマに関わらないヒューマン・コミュニケーションやヴァーバル・ノンヴァーバル・コミュニケーションに関連する一般の発表のご応募もお待ちしております.
日頃の研究成果や研究の取り組み状況の報告をこの機会に是非ご発表ください.皆様からの積極的な発表申し込みをお待ちしております.
[招待講演]
-講演者:加納政芳先生(中京大学)
-内容:TBA
[問い合わせ先]
問合せ先(HCS):林 勇吾(立命館大学)E-mail:yhayashi[at]fc.ritsumei.ac.jp
問合せ先(VNV):菊地 浩平(国立情報学研究所)E-mail:vadise[at]nii.ac.jp
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Date:2015/04/18 (Sat)
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第422回KSP(関西社会心理学研究会)のお知らせ
5月のKSP例会を下記のとおり開催いたします。
多くの皆様にご参加いただけますよう、お願い申し上げます。
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みなさま
神戸大学の大坪です
第422回KSPでは、神戸大学大学院人文学研究のAdam Smith(学術研究員)が発表させて頂きます。
今回の発表は、Smith氏が昨年の夏にマイアミ大学に提出した博士論文に基づくもので、感謝感情を進化心理学的観点から扱ったものです。
具体的には、感謝感情が他者との社会的交換関係構築をうながす適応的な機能をもつというアイデアに基づきます。
このアイデアが正しければ、すでに十分に親しい相手よりも見知らぬ相手に助けてもらったときの方が感謝は強く経験されることになります。
発表は基本的に英語で行います。ただし、パワーポイントのスライドには日本語を入れ、要点ごとに日本語のサマリーを入れます。
少し先のことになりますが、ご予定に入れていただければ幸いです。
【日時】
2015年5月16日(土) 14:30〜17:00
【発表者】
Adam Smith(神戸大学大学院人文学研究科)
【発表題目】
The evolutionary psychology of gratitude: A basic human emotion for
initiating and strengthening interpersonal relationships
【概要】
Gratitude may function to foster human sociality. Exactly how gratitude performs this possible function, however, is a question that has received little scientific attention. Many recent investigations? primarily concerned with the positive emotional outcomes associated with the experience of gratitude?have overlooked the fundamental mechanistic operations that permit the very existence of gratitude. My research addresses this oversight by capitalizing on advancements in the evolutionary psychological study of function and internal regulatory variables. I approach gratitude as a psychological adaptation that functions to coordinate behaviors that initiate and strengthen interpersonal relationships in conjunction with an internal regulatory variable responsible for tracking interpersonal welfare valuation, the Welfare Tradeoff Ratio (WTR). I will present results from three studies that induced gratitude between strangers (Study One), friends (Study Two), and siblings (Study Three), and assessed for changes in WTR. Positive changes in WTRs for strangers coincided with an emotional response of gratitude and a series of affiliative behaviors that presumably act to initiate new relationships. Null changes, as opposed to positive or negative changes, in the already high WTRs of friends and siblings for each other, also coincided with gratitude and behaviors that presumably act to strengthen established bonds.
【場所】
神戸大学文学部 1F 学生ホール
阪急六甲駅、JR六甲道駅、阪神御影駅のいずれかの駅から、神戸市バス36系統鶴甲団地行(または鶴甲2丁目止まり)に乗車し、「神大文理農学部前」で下車、目の前の入り口をまっすぐお進みください。突き当りの建物が文学部です。
http://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/rokkodai-dai2.html
※当日は「正面玄関のみ」開錠されています。
【懇親会】
研究会終了後、阪急六甲駅付近で懇親会を開催したいと思います。
当日、ご希望をうかがう予定です。
この発表について、ご質問などあれば大坪(yohtsubo@lit.kobe-u.ac.jp)までお問い合わせください。
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KSP(関西社会心理学研究会) https://sites.google.com/site/kansaisocpsy/
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Date:2015/04/17 (Fri)
社会行動研究会の開催をお知らせいたします。
先日のご案内では教室未定となっておりましたが、
教室が確定いたしましたので改めてお知らせいたします。
【日時】4月25日(土) 16:30ー18:00
【場所】東洋大学白山キャンパス5号館3階 5310教室
会場案内図:http://www.toyo.ac.jp/site/access/access-hakusan.html
【発表者】武田美亜(青山学院女子短期大学)
【タイトル】親子間の透明性錯覚:娘と父母の関係を用いた検討
【概要】
透明性錯覚は自己中心性バイアスの1つである。自分の内的経験が他者に知られている程度を過大推定する傾向である「行為者の透明性錯覚」と,行為者の心を知ろうとしている観察者が,自分は行為者の心的経験を正しく認識していると過大推定する傾向である「観察者の透明性錯覚」がある。
これまで透明性錯覚が検討された二者関係は,未知の他者,友人,恋人,夫婦など,力関係という点では対等な関係であることが多かった。しかし日常生活においては力関係の異なる他者とやりとりをすることも多く,そうした関係において透明性錯覚が重大な問題につながることもあるだろう。
本研究では非対称的な力関係の1つとして親子(娘と父・母)関係を対象とし,2種類の透明性錯覚を検討する。
■懇親会(18:00〜)も予定しております。ぜひご参加ください。
(懇親会費は学生2,000円、一般は3,000〜4,000円程度を予定しています)
■研究会・懇親会ともに事前予約は不要です。
■お問い合わせは skk.society@gmail.com まで御願いいたします。
研究会幹事:佐藤重隆・尾崎由佳・小林麻衣・鷹阪龍太(東洋大学)、井上裕珠(一橋大学)
社会行動研究会HP:https://sites.google.com/site/skksociety/
Date:2015/04/15 (Wed)
会員の皆様
昨日の配信にて、一部文字化けがございました。
まことに申し訳ございませんでした。
訂正したものを再度配信させていただきます。
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産業・組織心理学会(http://www.jaiop.jp/)では4つの部門(組織行動、人事、作業、消費者行動)それぞれが年に1回ずつの研究会を開催しておりますが、5月16日に筑波大学東京キャンパス文京校舎にて消費者行動部会の研究会を開催することになりました。
今回は「食」をテーマとした内容です。ご関心のある方はぜひご参加をいただきますようお願い申し上げます。
テーマ
消費者と企業のより良い関係性の構築を目指して
−「食」の問題を消費者行動の視点から考える−
開催日時
2015年5月16日 (土) 14:00-16:30
開催場所
筑波大学社会人大学院キャンパス 1階134講義室
(〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1)
趣旨
食品偽装問題や異物混入問題などここ数年の間に食品をめぐる様々な問題が生じている。「食」は人間にとって必要不可欠な行為であるという点で消費者にとって最もテーマであるが、健康に関わる身体的問題ときわめて主観的な味の評価に関わる心理的問題、そしてこのそれぞれから派生する経済的問題が相互に絡み合うために食をめぐる消費者の行動は特有の複雑な構造を持つ。したがって「食」の問題を未然に防ぐためには、食品および食品に関わるサービスへの消費者の認知や行動の仕組みを客観的に理解する必要があるだろう。
今回は一昨年度の第29回大会公開シンポジウムおよび昨年度の第113回部門別研究会で取り上げてきた統一テーマ「消費者と企業のより良い関係性の構築を目指して」を継続し「食」の問題に取り組む3名の若手研究者に最新の研究のご報告をいただき、この重要な問題について知識を共有したうえで議論をすすめる。消費者自身と企業の双方が食という重要なテーマに関する「消費者理解」をすすめることの一助となることを願っている。
テーマと話題提供者
1.山崎 真理子 (静岡県立大学):
食品評価を左右する要因の検討 −消費者の態度測定方法の開発に向けて−
2.杉谷 陽子 (上智大学):
食品リスクコミュニケーションにおけるソーシャルメディアの活用について
3.鈴木 智子 (京都大学大学院):
飲食店における消費者行動に関する研究
指定討論者
前田 洋光 (京都橘大学健康科学部)
企画・司会進行
永野 光朗 (京都橘大学健康科学部)
参加費
無料
お気軽にご参加下さい。
※事前の参加予約は不要ですが、資料準備などの関係上、ご参加の場合は京都橘大学・永野光朗(nagano-mi@tachibana-u.ac.jp)までご一報をいただけますと幸いです。
アクセス
丸ノ内線茗荷谷 (みょうがだに) 駅下車「出口1」徒歩2分程度
http://www.tsukuba.ac.jp/access/bunkyo_access.html
※ 本部門別研究会 (第117回:消費者行動部門) は、筑波大学との共催です。
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中西印刷株式会社学会部・日本グループ・ダイナミックス学会担当(jgda(at)nacos.com)まで。(at)を@に変えてください。
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